一人目を出産したばかりですが、”一人っ子はデメリットしかない”という噂を耳にしました。これって本当なのでしょうか?
一度は聞いたことがあるこの噂。
出産後すぐに、一人っ子はデメリットばかりだから辞めた方がいい!なんて言われても、初めての育児に必死で二人目のことまで考える時間はありませんよね…。
こんにちは!一人っ子ママ歴8年目のえぃママです。
”一人っ子はデメリットしかない”という噂は本当なのか?と疑問に思っている初ママや未来ママも多いことでしょう。
今回の記事はこちら!
一人っ子育児はデメリットしかないのか!?のウソ・ホント
一人っ子育児真っ最中えぃママが、7年間で経験して出した結論をお話します。
この記事を読んでいただければ、一人っ子はデメリットばかり…という考えが変わるかもしれません。
7年間のひとりっこママ期間で導き出した答えはいかに!?
こちらでご紹介するウソ・ホントは、あくまでもえぃママの体験に基づいて書いたもの。人はそれぞれ、みーんな性格が違うように、もちろん一人っ子の性格も千差万別!
一人っ子だからみんなそうだ!ではなく、実際にそういう一人っ子もいるんだな…という気持ちでお読みいただけたら幸いです。
なぜ一人っ子はデメリットが多いと言われるの?
まずは、一人っ子はデメリットしかない…と言われる一般的な理由についてご紹介します。
理由1:兄弟姉妹がいない=”かわいそう”と思われがち
1つ目の理由は、一人っ子は”かわいそう”という先入観。兄弟がいない、姉妹がいないということだけでかわいそうと思われてしまうようです。
具体的には、
・家で遊び相手がいない
・大人になってから頼る兄弟姉妹がいない
ということが主な原因ではないでしょうか。
実際に一人っ子で育ってきた人は、何度となく「一人っ子はかわいそうね、寂しいでしょ」と言われてきたことでしょう。
また、ひとりっこママに対しても、世間の目は同様。「一人っ子だと子どもがかわいそうよ」というセリフを何度となく聞くことに…。
世間からのイメージはなかなか変えることができないのが辛いところですね。
理由2:性格のマイナスイメージが強い
2つ目の理由は、性格に対するマイナスイメージがかなり強いこと。実際に行われたアンケート調査をもとにご説明します。
一人っ子に対するイメージ調査から分かること
2015年に行われた調査結果を見てみましょう。
「あなたは、何人兄弟(姉妹)の何番目?」「長男、長女、末っ子、一人っ子のイメージ、あてはまるなと思うのは?」など“兄弟姉妹”に関するアンケート調査です。
(アンケート実施日時:2015年1月9日~2015年1月15日、有効回答数:3,604)
一人っ子のイメージ、あてはまるなと思うのは?(複数回答可)
1位は「わがまま」で48%、2位は「マイペース」で46%、3位は「協調性がない」で32%、4位は「おっとりしている」で25%、5位は「気が利かない」で17%でした。
■60代以上の半数以上が一人っ子=「わがまま」と回答
@niftyニュース
年代別で見ると、「わがまま」「協調性がない」「おっとりしている」「気が弱い」などの回答は、年代が上がるほど高くなっています。特に60代以上は54%と半数以上が一人っ子=「わがまま」と答えているのが特徴的でした。
結果から分かるように、一人っ子に対するイメージはどれも否定的なものが多いようです。
特に60代以上でのマイナスイメージが強いという結果も分かりますね。
ここまで一人っ子のイメージが悪いなんて!なんだか切ないですね…。
ちなみに長男・長女・末っ子のイメージは…
先ほどのアンケートでは、「長男・長女」・「末っ子」それぞれに対するイメージ調査も行われています。
長男、長女のイメージ、あてはまるなと思うのは?(複数回答可)
ー1位は「責任感が強い」で40%、2位は「面倒見がいい」で32%、3位は「しっかりしている」で31%、4位は「真面目」で27%、「我慢強い」で24%でした。
末っ子のイメージ、あてはまるなと思うのは?(複数回答可)
ー1位は「甘え上手」で47%、2位は「要領がいい・ちゃっかりしている」で44%、3位は「社交的・世渡り上手」で30%、4位は「人懐っこい・愛想がいい」で28%、5位は「空気読むのがうまい」で19%でした。
@niftyニュース
一人っ子は「わがまま」「マイペース」「協調性がない」など、マイナスイメージばかりなのに対して、長男・長女、末っ子ともにすべていいイメージばかり!!
ビックリするほどに違いがありますよね…
マイナスイメージBEST3の具体例
一人っ子イメージ第1位「わがまま」
一人っ子にはどんなわがままイメージがあるのでしょうか。
例えば、
・自分の意見を通そうとする
・なんでも自分の思い通りにいくと思っている
・他人の目を気にせず行動する
実は私自身も、一人っ子に対して漠然と「わがまま」というイメージを持っていました。
私が育った環境は、信号が数えるほどしかない片田舎。
小学校・中学校時代の友達に一人っ子はいませんでした。60人ほどの学年でしたが、一人っ子は確か1人。
その同級生とは接点がほとんどなかったので、一体どんな性格だったは分かりません。
それなのに、一人っ子はわがままだというイメージを持ってしまっていたのです。
つまり、実際に一人っ子に出会って”わがままだ”と感じたのではなく、世間一般のイメージからそう思ってしまっていたのです。
実体験ではない想像だけでイメージを作ってしまうのは良くないですね…反省。
一人っ子イメージ第2位「マイペース」
一人っ子のマイペースイメージにはどんなものが挙げられるでしょうか。
例えば、
・自分のペースで物事を進める
・人を待たせることが多い
マイペースならまだいいですが、一人っ子だから自己中心的だという声も。自分中心に物事を考えてしまうのではないか、と思われていることもあります。
自己中心的なイメージはわがままにも通じるものがあるような気がしますね。
一人っ子は、家族の中で子どもは自分だけ。
子ども同士で意見が衝突することなく、自分の意見が通りやすいのも事実。そのため一人っ子であることが要因で、マイペースや自己中心的な性格だと勝手に決めつけられてしまうようです…。
一人っ子イメージ第3位「協調性がない」
協調性がないというイメージには、どんな場面があるでしょうか。
例えば、
・お友達の輪に入れない
・周りの目を気にしない
・一人だけ違う行動をしてしまう
一人っ子は、兄弟姉妹がいることで発生する我慢、兄弟姉妹の意見を飲み込むといった経験することができません。そのために、協調性を育むことができていないのでは…と考えられているようです。
どれもなんとなく聞いたことがあるものばかり。実際のところはどうなんでしょうか?
答えはいかに?一人っ子のデメリットのウソ・ホント
「一人っ子はかわいそう」のウソ・ホント
一人っ子のイメージ調査で半数近く「かわいそう」と回答していましたが、実際にはどうなのでしょうか?7年間の一人っ子育児で導き出した答えはこちら!
「一人っ子はかわいそう」はウソ!
理由は大きく2つあります。
理由1:そもそも兄弟がいないのが当たり前!寂しい思いをしていない
わが子は一人っ子であることを全く気にしていません。一緒に遊べるお兄ちゃんがいないから寂しいとか、面倒を見る妹がいなくて寂しい、なんて言ったことは一度もありません。
なぜなら一人でいることが当たり前で、一人の世界で遊ぶのがめちゃくちゃ得意だから!
自分の世界に入り込んで、お人形遊びやお絵かきに集中すると、全く声が聞こないくらい。一人で遊ぶことに慣れているので、誰かがいないと遊べないということはありません。
もちろん、パパやママが相手をしなくてはいけない場面も多々あります。
子どもと同じ目線で遊びに付き合うことは、正直大変な部分もありますが…。パパやママに遊び相手になってもらうことも、子どもにとっては嬉しいことなのかな、と思っています。
▼生まれてからずーっと子どもが一人の環境で育っている
▼「兄弟がいなくて寂しい」の気持ちが分からない
一人で遊ぶことも得意になり、パパやママを独占して遊ぶこともできるので、寂しい思いをすることもありません!
大人になって頼る人がいない、という点については、正直今のところは分かりません。親である私たちに介護が必要になった時に、子どもに迷惑をかけないよう貯金だけはしっかりしておこう!と話をしています。
また、親戚との付き合いを大事にしたり、お友達を大切にすることを伝えたり、兄弟姉妹がいなくても頼れる人を作っていける環境づくりも必要かもしれません。
理由2:愛情、時間、お金…すべてを一人にかけてもらえる
後ほど一人っ子育児のメリットでもお伝えしますが、「愛情・時間・お金」をたっぷりと注いでもらえるのが一人っ子のいいところ。
3人兄弟で育ってきた私は、男物のお下がりの洋服を着たこともあるし、兄弟との兼ね合いでやりたい習い事も思い通りにはいかなかったし、旅行にいった記憶なんて1回しかありません!
(これは、金銭的な部分が大きいかもしれませんが…笑)
母親と一緒にお絵かきしたり、遊んだ記憶もありません。幼いころは兄弟と遊んでいましたが、同性の姉妹がいなかったので、つまらない思いをしたのを覚えています。
「お姉ちゃんか妹が欲しい!」と何度も母親にねだっていました…笑
一人っ子は「愛情・時間・お金」のすべてを独り占めできる
子どもが一人というだけで、こんなに生活に差があるのかと自分でもビックリしています。
一人っ子のどこが「かわいそう」なのでしょうか?むしろ、うらやましいですよね…?笑
私自身も正直、わが子をうらやましく思うことがたくさんあります。
世間の「かわいそう」のイメージ、本当に勝手な思い込みでしかないなと思っています。
「マイナスイメージ」BEST3のウソ・ホント
第1位「わがまま」ってホント?
ー答えはウソ!
むしろ逆なんです!お友達に比べて、”聞き分けがよく、わがままなことを言わない”というのが私の体感。私が7年間ひとりっこ育児をしてきて、わが子が他の子どもたちよりも”わがままだ”と感じたことは一度もありません。(もちろん年相応のわがままはありますよ…笑)
一人っ子は普段から家庭内で自分の意見が通りやすく、気持ちが満たされているため、わがままを言わないのかもしれません。
また、一人っ子はわがままだと言われないような子育てを心がけていたのも事実。
子どもが一人だからといって、買いたいものを全て買ったり、子どもの言うことを全部叶えてあげたり…と、やりたい放題にしていては、きっとわがままに育ってしまうでしょう。
▼わがままと言われない育て方を意識すること
▼兄弟の有無にかかわらず育児をする親にとって重要
なるほど、わがままな子にならない育て方も大事なんですね。確かに、子どもの人数には関係ないですね!
第2位「マイペース」ってホント?
ー答えは、ホント!
マイペースについては、否定しようのないくらいに当てはまるわが子。超がつくほどのマイペースっぷりを発揮しています。
具体例には、
・何をするにもゆっくり
・準備や片付けが進まない
・急ぐことが苦手
一人っ子であるがゆえに、他の子どもと生活スピードを比べることができません。ご飯や準備に時間がかかるのも、もしかしたら一般的な子どものペースなのかも?と思ったこともあります。
しかし、小学校に入学し、担任の先生からも「マイペースですね」のお墨付きをいただいてしまいまして…笑
やっぱりわが子はマイペースなんだと実感。登校後、ランドセルを片付けるのが遅かったり、今トイレに行く?というタイミングで行ったりすることがあるそう。
それでも、自己中心的かと言われると、そこは否定させていただきたい!マイペースな性格が影響し、人を待たせてしまうことがある点は否定できませんが、一人っ子が自分のことしか考えていないわけではありません。
先生からはこんな言葉もいただきました。
・お友達のことを考えて行動できる
・先生に何か手伝うことはないかと進んで聞ける
さらに、「マイペースなのは慎重派ということで、いいところもたくさんあるんですよ。」とも。
先生曰く、マイペースな性格は一人っ子だけでなく第一子にも多いそう。第一子は必ず一人っ子の期間がありますよね。
家庭内で他の子どもと競い合うことがないため、ゆっくりとしたペースで生活することが定着してしまったのかもしれません。
私も長女なので分かります!妹は要領がよくテキパキしており、「お姉ちゃん、大人になってもマイペースね」と言われてます…笑
※一人っ子や第一子でもテキパキ行動できる子もいますので、あくまでもご参考までに。
第3位「協調性がない」ってホント?
ー答えは、ホント!…でも、ウソの部分もあります!
先ほどのマイペースにも関係しますが、マイペースがゆえに、周りが見えていないことも多々あります。
・ランドセルを片付けるのが遅い
・トイレに行くタイミングがずれている
ということは、マイペースが原因でクラスの協調性を欠いていることになりますよね…。
これは、保育園や学校生活などの集団生活を通して、身に付けてほしいところ。先生からも指導をしていただいていますが、家庭内でも話をしています。
▼お友達を待たせない
▼周りが何をしているかよく見る
▼言われたこと、やらなければならないことはすぐにやる
という声かけを常に意識しています。
しかし、
・協調性がないためお友達の輪に入れない、という点については全く当てはまりません。
むしろ、どんな子でもお友達になってしまう、というのが体感。たまたま寄った公園で出会った、名前も知らない子とも気軽に遊べます。
一人遊びが得意な一人っ子も、公園や学校ではお友達と遊びたいもの。
家では子どもが一人だからこそ、外ではお友達と遊びたいという気持ちが強くなり、お友達作りも上手になったのかもしれませんね。
マイナスイメージの実際のところが聞けて良かったです。一人っ子って全然デメリットばかりじゃないですね(^^)
一人っ子のメリットは実はこんなに!
これまで、一人っ子に対するデメリットの噂、ウソ・ホントをお話してきました。
最後に、一人っ子本人のメリットと、育児をするママやパパが感じるメリットをご紹介。
一人っ子本人のメリット7選
本人の愛情編
・親や祖父母の愛情を独り占めできる
・自己肯定感が高くなる
本人のお金編
・自分のしたい習い事ができる
・進学先で悩むことが少ない
・お下がりがなく新しいものが使える
本人の時間編
・親と過ごす時間が充分にある
・周りに邪魔されず自分の世界で遊ぶことができる
一人っ子パパママのメリット7選
パパママの愛情編
・愛情をたっぷり注ぐことができる
・子どもと友達のような関係を築くことができる
パパママのお金編
・習い事や進学で金銭的な心配が少ない
・気軽にお出かけや旅行にいける
・広い家に住まなくてもOK
パパママの時間編
・夫婦の趣味を継続できる(金銭的にも〇)
・ワーキングママにもメリット大
産休育休が1回でOK、子どもの行事で仕事を休むことも少ない
このように、子ども自身も、子育てをするパパやママにもメリットがたくさん。これだけ知っていただけたら、「一人っ子はデメリットしかない!」なんて考えはもう出てこないですよね(^^)?
さまざまな事情で一人っ子家庭が増えている昨今ですが、「一人っ子はデメリットしかない」なんて言われる世の中、とっても辛いです…。
「一人っ子最高!みんな一人っ子にしましょう!」と呼びかけているわけではありません!
一人っ子に対するマイナスイメージがまだまだ多い世の中で、不安な気持ちを持っている方に、実際のところを伝えたい!と、この記事を書きました。
これからママになる方、一人目の出産後のママ、二人目ができずに悩んでいるママ…少しでも気持ちが楽になったら嬉しいです!
こちらでご紹介したウソ・ホントは、あくまでもえぃママの体験に基づいて書いたもの。人はそれぞれ、みーんな性格が違うように、もちろん一人っ子の性格も千差万別!
一人っ子だからみんなそうだ!ではなく、実際にそういう一人っ子もいるんだな…という気持ちでお読みいただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)
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