妊娠が発覚し大喜び!!待って…うちの会社には前例がない…初めて産休育休を取得するなんて不安しかない~(;_;)
働きながら妊娠が発覚。待望の赤ちゃんに大喜びしたのも束の間…仕事はどうしよう?今の会社には、産休育休制度がない!
と不安になっている、未来のワーキングママさんへ。
こんにちは!会社初の産休育休を取得したえぃママです。
私は、8年前に会社で初の産休育休を取得しました。私が産休育休制度を確立するまでは、妊娠が発覚したら仕事を辞めるという選択肢しかなかったそう。
しかし、私は今の会社で働き続けたかったため、産休育休制度を設けてもらうことを決意。初めてのことで不安もたくさんありましたが、無事に産休育休を取得し、会社に復帰しています!
会社との関係も良好で、私の後に産休育休を使っている後輩が続々…!これは本当に嬉しいことです。
今回の記事はこちら。
▼前例がない会社で産休育休制度を確立するために必要な3つの心得
この記事をお読みいただき、少しでも勇気をもってもらえたら嬉しいです。ワーキングママになるための初めの一歩として、まずは産休育休制度の確立に向けての心得をお読みください!
産休育休の前例がないから…と諦めない
一番大事なことは、「前例がないから産休育休は取得できない…」と、最初から諦めないこと!
自分に産休や育休を取得する権利があるのかどうかも分からない…という方もいらっしゃるかもしれませんね。
産休の取得条件は?産休が取れないなんてウソ
まずは、産休・育休それぞれについて簡単にご説明します。
▼産休とは…「産前産後休業」のこと
▼取得期間…産前6週間~産後8週間(※双子以上の場合は、産前14週間前から取得可能)
▼取得条件…出産する人は誰でも取得することができる
産休制度は”誰でも”利用することができると、労働基準法によって定められています。雇用形態に関係なく、働く人全てに認められています。
正社員、パート社員、派遣社員に関係なく、産休を取得したい人が会社に申し出ることによって、利用することができます。
また、産前休業は任意であり、本人が働くことを希望した場合は、産前休業を取ることなく出産直前まで働くことができます。しかし、産後休業については、義務となっており、必ず休まなくてはいけません。
産休を取得するための条件はなく、会社に申請することで誰でも利用することができる制度です。つまり、産休が取れない…という心配は無用!
現在働いており、出産を迎えることになる全ての人が取得することができるのが”産休”なのです。
育休を取得できる条件は?
次に、育休制度についてご説明します。
▼育休とは…「育児休業」のこと
▼取得期間…産後~子どもが1歳になるまで(※男女ともに取得可能)
▼取得条件…同じ事業主で1年以上就労期間があること、出産1年後も引き続き雇用が見込まれていること、週に2日以上の勤務があること、日払い契約の場合は不可
育児休業は、産休と異なる点がいくつかあります。
まずは、男女ともに取得できること。産休を取得できるのは女性のみですが、育休は男性も取得することができます。
育児休業の取得期間は、子どもが1歳になるまでとなっていますが、保育園の入園待機などの理由があれば2歳まで延長することができます。
育休制度は、一定の条件を満たしていれば取得することができる制度です。あなたが今働いている会社で、条件を満たしているかどうかを確認してみてください。
制度を把握した後は気持ち勝負
まずは、産休・育休制度について、お分かりいただけたでしょうか。
▼産休ー誰でも取得できる
▼育休ー週に2日以上かつ1年以上同じ会社で働いており、出産1年後も働き続ける予定かどうか
条件さえ満たしていれば、育休制度を利用することができます。
制度をきちんと把握した後は、気持ち勝負!前例がないから…と諦めないことが一番大事です。
産休育休取得後の復帰意思を強く訴える
育休制度の取得条件に「出産1年後も引き続き雇用が見込まれていること」が挙げられます。
前例のない会社で育休制度を利用するには、ここが重要なポイント!
「産休育休制度を使っても、復帰しないかもしれないよね!?」
「産休育休制度の面倒な手続きをしても、復帰しないならやりたくないな」
という会社からの声に立ち向かうためには、あなたの強い意志を示すしかありません。
産休育休制度を利用し、必ず復帰する意思があります!!と強く訴えかけることが重要に。
会社は最大2年もあなたを待ってくれるのです
育休制度の期間は、子どもが1歳になるまでですが、保育園の入園待機などの理由によっては2歳まで延長することができます。
子どもが1歳になると同時に保育園へ入園できれば良いですが、実際には難しいことが多いのです。なぜなら、保育園への入園は大半が4月。
定員に空きが出れば、ちょうど1歳になる月に保育園へ入園させることができますが、そう簡単にはいかないのが現実です。(1歳になる月に予約制で入園できる市町村もあるようですので、お住まいの役所へお問い合わせしてみてください。)
また、待機児童が多い地域では、4月入園でさえもうまくいかない場合もあるでしょう。その場合は、復帰したいという気持ちがあっても育休を延長しなくてはなりません。
現在の育休の延長期間は最大で2年。会社はあなたが復帰するまで2年間も待ってくれているのです。
最大で2年間もあなたを待つかもしれない会社に対して、「復帰する意思を表示する」ことはとても大切なことです。あなたの意思を信じて、会社は初めての育休を取得させてくれるのです。
復帰後の働き方も相談しておくべき
復帰後の働き方についても、必ず相談しておくべきです。
「育休取得後は保育園に預けて必ず復帰します!」と言ったものの
・時短勤務ができるのか?
・残業ばかりの部署でやっていけるのか?
・外回りの営業が続けられるのか?
といった不安が出てきますよね。
時短勤務とは、子どもが3歳未満であれば利用することができる働く時間を短縮できる制度のこと。産休育休制度が確立されていない会社では、時短勤務制度もないことが多いでしょう。
復帰後に時短勤務を考えているのであれば、産休育休のお願いとともに、時短勤務についても会社と相談しなくてはなりません。さらに、3歳を過ぎたらフルタイム勤務が可能かどうかも家族と相談する必要があります。
産休育休制度だけでも大変なのに、時短勤務まで…と会社としては新たな制度に困惑するかもしれませんが、それでもあなたの働き方を見据えておくことが大切です。
復帰が近づいてから時短勤務の話をしても、会社は準備ができません。前もって話をしておくのがベスト。
また、今と同じ職種や部署で働き続けられるかも重要な点。時短勤務を利用したい場合はなおさらです。
私の場合は、営業職として働いている時に妊娠が発覚し、産休育休を取得。復帰後は、時短勤務は利用せず、フルタイム勤務で内勤の職種へと業務内容を変更してもらいました。
私が働く部署では、土日関係なく営業担当には電話がかかってきます。残業も多く、子どもを育てながら営業職を続けていくことはできないと判断し、産休育休取得時に上司に伝えました。
復帰後の仕事内容については、具体的に相談はしませんでしたが、営業職以外でといった感じ。復帰が近づいてくるタイミングで、どんな仕事内容にするのか会社の方針を聞き、承諾したという流れです。
前例がないことに対して色々と配慮してくれた会社には本当に感謝。仕事内容について前もって相談しておいてよかったです。
初めての産休育休ばかりに目がいきがちですが、復帰後の仕事内容についても、自分の考えと会社の方針をすり合わせておくことも大事なポイントです!
周りの人への感謝を忘れない
初めてのことで不安なのは会社も同じ
初めての産休育休に対して不安を抱くのは、産休育休制度を取得するあなただけではありません。会社も同じく不安なのです。
会社に産休育休制度が確立されていない場合、雇用主はもちろん、手続きをする総務や労務、人事といった各担当の社員さんも不安を抱えています。
これは、産休育休制度に限ったことではありませんが、誰しも初めてのことには躊躇してしまいますよね?通常業務に比べ、初めての業務には時間も手間も多くかかります。
初めての妊娠に初めての産休育休。会社に産休育休取得をお願いする立場のあなたは、きっと不安でいっぱいだと思います。
しかし、会社も同じ不安を抱えていることを忘れないでください。あなたのために多くの人が初めての仕事を行ってくれるのです。
引き継ぎやフォローしてくれる人に感謝
あなたが産休育休を取得することによって、業務を誰かに引き継ぐことになります。赤ちゃんが産まれるおめでたいことなので、周りの人たちもきっと喜んでくれるでしょう。
あなたが産休育休を取得したいと上司に伝えると、上司は会社に掛け合ってくれます。初めての産休育休制度取得のため、申請が必要になるかもしれません。
どんな手続きが必要なのか、総務や労務担当の社員はあなたのために、初めての業務をこなしてくれます。
妊娠が発覚してからつわりが始まってしまい、なかなか引継ぎ業務がスムーズにできないことも出てきます。そんな時は、周りの上司や部下、同僚たちがフォローしてくれます。
会社にいる多くの人が、あなたの産休育休のために動いてくれるのです。産休育休は当たり前の制度だ!という態度ではなく、周りの人たちのおかげで制度を利用することができるんだ、という気持ちを持つことが大切。
きっと会社にとっても、初めての産休育休取得はプラスに働いてくれるはず。あなたのために産休育休制度を設けて良かったな、会社にとっても成長するきっかけになったなと思ってもらえたら大成功です!
まとめ
ここまで、実際に私が産休育休を取得した経験をもとに、お話してきました。
前例がない会社で初めての産休育休を取得するために大切な3つの心得はこちら。
▼産休育休の前例がないから…と諦めない
産休は働く人すべてが取得できます!
▼産休育休取得後の復帰意思を強く訴える
復帰後の働き方を考えておくことも重要!
▼周りの人への感謝を忘れない
産休は誰でも取得できるものであり、育休制度も条件を満たしていれば取得可能。
その中でも、産休育休取得後も会社で働き続ける意思があるかどうかが、とっても重要になります。これからも働きたい意思を伝え、復帰後の働き方についてもよく考えてみてください。
また、会社にとっても初めての産休育休制度。当たり前の権利と主張するのではなく、感謝の気持ちを忘れずに取り組むことが、前例がない会社での産休育休成功への近道になるのではないでしょうか。
勇気を出して上司に相談してみます!3つの心得を忘れずに、会社に産休育休取得を認めてもらえるよう頑張ります。
私の会社では2014年に産休育休制度が確立され、これまでに4人の後輩が利用。そのうち2人はすでに復帰済み、2人は育休期間中です。後輩たちが続いてくれて本当に嬉しい!
未来のワーキングママさん、あなたが後輩たちの産休育休制度の先導者になれることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)
※初めての産休育休取得に不安のある方は、お気軽にメッセージください。無料でご相談を受けてしています。
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